【移住あるある】鹿児島移住のメリット・デメリット

薩摩川内市

北海道から鹿児島に移住したロジウラマンです。
一口に鹿児島移住といっても、鹿児島市の都市部だったり、薩摩半島、大隅半島だったり、種子島や奄美大島などの離島だったりで一概にはいえません。

また、大都市圏からの移住、小さな市町村からの移住でも感じ方は違うでしょう。

ここに書くのは、あくまでも私が経験した、北海道札幌市(人口約190万人)から鹿児島県薩摩川内市(人口約9万人)に移住して感じたことです。

車社会

薩摩川内市は約9万人が暮らす地方都市という事で、市内は路線バスがそこそこの間隔で走っています。
市外に出る電車、高速バスもあるし、新幹線も停まります。
マイカーが無いと生きていけない…というほどの辺境ではありません。
生活に欠かせないスーパー、学校、病院などのライフラインも複数点在しているので、大抵が最寄りのお店まで徒歩圏内だと思います。
しかし、公共交通の本数や利便性は、数分待てば次が来るという大都市と比べれば頼りないですし、真夏の35℃の中、徒歩で移動するのが大変なので、やはり車はあった方がいいです。
なくても暮らしていく事はできますが、より豊かな地方暮らしを送るためにマイカーは必須アイテムと言えるでしょう。

家賃が安いぶん、車にお金がかかる。それが地方暮らしの経済事情です。
住んでいる場所と所有している車によっては一概に言えないかもしれませんが、

大都市の家賃=地方の家賃+自動車維持費
といった感じでしょうか。

ただ、鹿児島県は賃金ベースも全国最低クラスなので、働き方によっては家賃+自動車維持費は割高に感じるかもしれません。

ドライブが楽しい!

そんな車社会に順応できれば、楽しく過ごせます。
山の中を走っていたと思ったら、突然目の前に海が開けるなんて景色は最高です。
夏の青空と海の風景を楽しみながら、各地にある道の駅で食事をしたり、ソフトクリームを食べたり。
カーナビやスマホのナビを使いながら、ちょっとずつ行動範囲を広げていくことができたら、もう鹿児島の楽しい世界にハマってしまうことでしょう。

ゴミ出しルール

ゴミ出しは面倒くさいですね。
都市部だとたいていは住んでいる建物の近くにゴミ収集所があったりするのですが、田舎だと場所によって数分歩かなければいけない場合もあります。
また、資源物などは月に2回、日曜日の朝に自治会で回収しているのですが、日曜日の朝にヒマな人ばかりで世の中成り立っているわけではないのになぁと。
ゴミの不法投棄はもちろんいけないことですが、自治会任せのゴミ収集のルールの決め方にも問題があるのではないかと思います。
ゴミ収集ってほんとうは市町村の仕事ですよね?
決められた日にゴミ出しできない人は、車で市のごみ処理施設に運んで、有料で処理してもらうという方法も。

もともと住んでいる方たちにとっては、これが当たり前の形のようなので、移住者に都合よく変えてくれるということはないと思います。
この辺は素直に順応した方がいいところといえますね。

ネットよりリアルが先な人間関係

札幌に住んでいた頃は、オンラインで知り合ってから、じゃあ今度オフラインで会ってみようかという流れで人間関係を構築できていたのですが、地方では逆と考えた方がいいのかもですね。
8年間住んで、オンラインの関係が先という流れはほとんどありません。
リアルで知り合った後に、FacebookやTwitter、Instagramで繋がるということが多いです。
そして謎のInstagram崇拝。
お店など、営業系の人でも、拡散したりリンクを貼ったりできるTwitterではなくInstagramを使っている人が多いです。
お店や会社のウェブサイトやFacebookページを作らずにInstagramアカウントのみというのも多いです。
とにかく外に出て人に会う。
これができる人は鹿児島移住を、より楽しめると思います。

まだまだ固定電話とFAXが強い

紙社会。
40代後半から50代以上の、職場で大きな影響力と決定権を持つ人たちが、紙の書類を持ってあちこち移動してます。一人一台、インターネットにつながったPCがあるというのに。
そのほとんどの仕事は、SlackやTeamsなどのチャットツールで済んでしまうというのに・・・
チャットツールで仕事を進めようと言っても、まったく理解できていない顔をされます。

逆に言うと、PCやオンラインツールを使いこなせる人はブルーオーシャンが広がっているともいえるかもしれません。
小さな会社あたりだと、WordやExcelを使える人がいないなんてこともよくあるので、重宝されることもあるでしょう。
その辺も、やはりリアルな人との繋がりを持っておくと、いい仕事が見つかると思います。

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